こんにちは。今日は冬場の温室の様子をご紹介いたします。
山形の山の中にある温室の冬の冷気対策と温度管理です。
温室内の側面と天井の冷気対策
温室側面は四方がガラス窓になっているので冷気がどんどん入ってきてしまいます。
そのため、冬は窓に寒冷紗を一枚と農業ビニールハウス用のシートを一周ぐるっと取り付けています。
ビニールシートは、途中で切らずに一周続けて出入り口で重なるようにしています。
南側と北側は地面から数十センチ程コンクリートの壁になっていますが、入り口の西側はガラスのドアで反対側の東側は地面からガラス窓になっているので、断熱ボードとキャンプ用の断熱シートを立てかけています。
天井は以前はビニールシートも張っていましたが、ここ数年はマイナス10度を超える日が年に数回になってきたので寒冷紗を二枚引いただけにしています。
温度管理
温度管理は、園芸用のサーモヒーターで普段は2〜3度に設定していて、予想気温でマイナス7度より寒くなりそうな日は設定温度を5度にしています。
冬に温度を高くしてしまうと軟弱に育ってしまうそうです。
特に万年青は温度を高くしてしまうと、次の夏に倒れてしまう!と良く聞きます。(枯れてしまったり、ダメになってしまうことを倒れると言います)
万年青の置き場所
冬の間だけ、万年青を春蘭の温室に移動しています。
山の中なので雪がかなり積もり温室間の移動が大変な事と、温度管理が一箇所で済むのでずっとこのやり方で冬を過ごしています。
春蘭棚の下に置いて、春蘭に水をかけた時に万年青に水がかからないように春蘭の蘭かけの下には、ポリカーボネイトの波板を敷いています。
このような感じで山形の山の中の温室を管理しています。
冬場は皆様のお住まいの地域によってかなり差があるかと思います。
私の万年青の知り合いの方々も、ご自身のお棚に合う管理の仕方を皆さん試行錯誤しながら見つけていっているようでう。
最後までお読みいただきましてありがとうございます。